フイゴって知ってますか? 薪で火をおこすときに風を送り込んで火を大きくするための道具で、ジブリ映画「魔女の宅急便」にも出てきます。
日常生活ではほとんど使われることのないフイゴなのですが、バーベキューで子供と火おこしする際に使うと楽しいと言う情報を聞きつけて自作してみる事にしました。
因みに普通にアウトドアショップやネット通販でも売っているので、安いものだと2000円位~ありました。わざわざ作らんでも・・・というご意見もあるかとは思いますが、子供との工作や子供と空気について調べる自由研究にも良いかと思い作ってみる事にしました。
準備するもの
段ボール・・・2枚
A4サイズの画用紙・・・4枚(厚みがあった方が良いので画用紙を推奨します)
ビニール・・・1枚(A4画用紙を2枚つなげた横の長さ×段ボールの短い方よりも大きめのサイズであればOK。レジ袋を切り開いたもので大丈夫です。)
ソープディスペンサーのストロー部分・・・10㎝位(硬さのあるストロー状のものであればOKです)
その他、ガムテープ、ハサミを使います。
材料がそろえば15分くらいで出来ますよ!!
作り方
①ジャバラ部分を作ります
A4の画用紙を縦向きでジャバラに折ります。
ジャバラの大きさは何となく同じ幅になってれば適当で良いです。ズレたり傾いてしまっても大丈夫です。
次に、二つ一組にしてテープで固定します。
②ジャバラとビニールを貼り合わせます
段ボールより大きめにビニール袋を切り(20㎝×45㎝位)、画像のようにジャバラとつなげます。写真はビニールがジャバラより短くなっていますね。スミマセン。後でジャバラを切って調整しました。(必要な物品説明の項では白いビニール袋の写真でしたが、実際はジップロックを使ってみました。)
この時ジャバラの向きに注意!!
ジャバラと段ボールを貼り合わせます
下の図のようにジャバラと段ボールを組み合わせて貼りつけます。
段ボールとジャバラを貼り合わせたら、ビニールの部分も段ボールに貼りつけます。
ビニールが折れたりシワになっても大丈夫です。空気が抜けないようにだけ気を付けてしっかりとテープ止めしてください。
空気の吹き出し口を作ります
開口している辺にソープディスペンサーのストロー部分などを挟み、テープで閉じます。
ストローが挟んであるので難しいですが、ここでも空気が漏れないように厳重にテープ止めしてください。ストローの周辺はテープに切り込みを入れるとフィットしやすいですよ。
ストローは飲み物を飲むときに使う普通のプラスチックストローでもできなくはないと思いますが、テープで周辺を止める際に潰れてしまい空気が通りにくくなってしまいますので、ある程度硬さのあるストロー状のものを推奨します。
ソープディスペンサーのストロー部分以外にも、ボールペンの外側の筒の所とかでも良いでしょう。
実際に使ってみる
写真では別に作ったフイゴを使っています。持ち手をつけてあげると子供でもやり易いですよ。
実際に使ってみると、目新しいおもちゃに子供たちは早く使いたくて待ちきれず、まだ火も着いていないうちからはしゃいで「プシュープシュー」とやってしまって正直邪魔でした。
火おこしも何もあったもんじゃない。
まあ、楽しんではいましたが・・・。
全体的に炭にも着火したくらいのタイミングでやらせてあげると良いと思います。燃えやすい素材で出来ているので必ず大人の見守りの中で行ってください。
夏休みの自由研究のヒント
本体部分の段ボールの大きさではなく、ジャバラがどの位開くようにするのかを考えながら作ると良いです。
なーんてどうでしょう?
まとめ
フイゴは竹筒を使って口で吹き込むより安全で、大量の空気を少ない労力で送り込める先人の知恵が詰まったアイテムです。
買っても安いものですが、家にあるものでパパっと15分もあれば作れちゃいますので良かったら皆さんもチャレンジしてみて下さいね。
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